上の子がいるご家庭で、家族みんなが写ったニューボーンフォトを残したいと考えたとき、選択肢は大きく2つに分かれます。スタジオで撮ってもらうか、自宅で自分たちで撮るか。どちらにもそれぞれの良さがあって、「絶対にこっちが正解」というものではありません。

ただ、上の子がいるご家庭ならではの悩みどころは、確かにあります。この記事では、その悩みどころを中心に、スタジオと自宅、それぞれの特徴を整理してみます。

結論:どちらが正解というわけではありません。ただ、上の子がいるご家庭には、自宅だからこそ叶えやすい条件があります。それは「揃えないといけない機嫌が3つある」という、上の子がいる家庭ならではの事情です。

家族全員で写りたいとき、誰がシャッターを押す?

家族全員で写る一枚を残したいとき、最初にぶつかる疑問は「シャッターは誰が押すの?」ということかもしれません。パパもママも上の子も全員フレームに入りたいとなると、撮影する人がいなくなってしまいます。

これは、三脚があれば解決します。今後もお宮参りや月齢フォトなど、家族写真を撮る機会はこの先も何度もありますので、持っていない方は用意しておいて損はありません。Amazonなどで探せば、3千円以内で買える手頃なものもあります。

自宅での具体的な撮り方や、三脚を使ったセッティングの詳しい話は、こちらの記事にまとめています。


スタジオを選ぶとき、気になること

スタジオでの撮影を考えたとき、少し引っかかるのが「新生児期の赤ちゃんを外に連れて行くこと」への不安です。生まれて間もない赤ちゃんを外に連れて行くのが心配、という気持ちを持つ方は多いはずです。

特に一人目のお子さんのときは、不安要素がいっぱいです。外出そのものへの緊張感も、二人目以降とはまた違うものがあります。

出張カメラマンという選択肢も含めて、スタジオ以外の撮り方を比較した記事はこちらにまとめています。家で撮れることには、デメリットよりメリットの方が多いと、わたし自身は感じています。


揃えないといけない「機嫌」が、実は3つある

上の子がいるご家庭で、家族写真を撮ろうとしたときに一番のハードルになるのが、実は「機嫌」です。それも、ひとつではなく3つ揃える必要があります。

揃えたい3つの機嫌
  • 赤ちゃんの機嫌
  • 上のお子さん(お兄ちゃん・お姉ちゃん)の機嫌
  • ママの産後の体調

スタジオは、予約した日時での一発勝負です。その日、その時間に、この3つがすべて整っている保証はどこにもありません。

わたし自身、上の子が1歳のとき、上の子が2歳のとき、下の子が1歳のとき——これまで合計3回、スタジオで撮影をお願いしています。

印象に残っているのが、下の子の1歳の誕生日での出来事です。撮影の途中で、お兄ちゃんが離脱してしまいました。そうなると、パパはお兄ちゃんの対応に手を取られます。結局、下の子の撮影は、ママと下の子の2人だけになりました。家族フォトも兄弟フォトも、なんとか撮ることはできましたが、下の子の撮影を、パパはあまり見ることができませんでした。外に行ったときの弊害だと感じています。

家であれば、上の子には横で遊んでおいてもらえば、なんとかなります。

また、上の子の2歳の誕生日にスタジオで撮影したときは、その日は子どもがずっと機嫌が悪く終始ぐずったままで、あとになって「撮り直したい」と思うほどでした。

自宅であれば、このタイミングをずらせます。今日がだめでも、明日がある。それだけで、3つの機嫌を揃えるハードルはぐっと下がります。

リビングで、ママのスマートフォンを囲んでママ・パパ・お姉ちゃん・かごで眠る赤ちゃんの4人が笑顔で自撮りをしている様子

2泊3日あれば、待てる

Cherishのレンタルは2泊3日です。この期間の長さが、実は「待てる」という安心感につながります。

「昼寝してからにしよう」そんな調整が、自宅なら自由にできます。本当は日中の自然光で撮るのがいちばんきれいに仕上がりますが、その時間を逃しても、部屋のライトの下で撮ることもできます。

泣いている顔の写真もそれはそれでかわいいものですが、「寝ている写真」や「ご機嫌な写真」を残したい方には、チャンスの多いセルフ撮影の方が向いているかもしれません。


プロにあやしてもらえる安心感は、確かにある

ここは、正直にお伝えしておきたいところです。スタジオには、赤ちゃんをあやすプロがいます。泣いてしまってもすぐに対応してくれる、その安心感は、間違いなく大きな価値です。

セルフ撮影の場合、あやすのは自分たち自身です。抱っこしながらセットを整えたり、泣き止むまで待ったり——正直、大変な場面は必ずあります。ここをごまかして「セルフの方が絶対にいい」とは、わたしは言いたくありません。

それでも、自宅には自宅の良さがあります。誰かに見られている緊張感がなく、自分たちのペースで進められること。そして何より、3つの機嫌が揃うタイミングを、2泊3日のあいだじっくり待てること。プロにあやしてもらう安心感と、自分たちのペースで待てる安心感、どちらを選ぶかは、そのときのご家庭の状況によって変わってくると思います。

1歳を過ぎて歩いたり動き回ったりできるようになると、プロにお任せできるスタジオはとても魅力的な選択肢になると思います。わたし自身も、自宅でテーブルの上に飾り付けをして撮ることもあれば、スタジオにお願いすることもあり、どちらも取り入れています。どちらにも、それぞれの良さがあると感じています。

ただ、新生児期や100日ごろなど、まだ動き回れない時期であれば、自宅でセルフでも十分かわいく撮れると思います。


買い揃えるより、借りる方が身軽

自宅で撮ると決めた場合、次に気になるのが小物の準備かもしれません。かごや衣装を自分で買い揃えるのは、実はなかなか大変です。

赤ちゃん用の小物は当然サイズも小さく、撮影が終わったあとの保管場所に困ります。次に使うタイミングも、なかなか訪れません。

白いファーを敷いた大きな編みかごに白い花とグリーンの造花を縁取るように配置し、木製の「Just Born」の文字オブジェや花冠、小さな編みかご、木製の星のスティック、開いた本を添えたBotanicalセットの小物一式

そんなとき、レンタルなら身軽です。使い終わったら返すだけで、買い揃える手間も、あとで置き場所に困ることもありません。

揃えないといけない機嫌は3つ。それでも、2泊3日あれば待てます。
今のご家庭に合う撮り方を、自分のペースで選んでみてください。

空き状況を見てみる

スタジオも自宅も、それぞれに良さがあります。上の子がいるご家庭には、「3つの機嫌を待てる」という自宅ならではの強みがある——それだけは、お伝えしたいと思いました。

今のご家庭に合う撮り方を選んでください。

わたし自身、家族みんなで赤ちゃんを囲む撮影に同行させてもらったことがあります。その光景があまりにも幸せで、このショップを始めるきっかけになりました。そのときのことはこちらの記事に詳しく書いています。